
かつては嶺北地方の主要産物の一つとして、瀬戸内地方を中心に出荷されて いましたが、時代の変遷の中で生産農家は激減し、現在ではこの伝統を守り続けている農家は七〜八軒ほど(一軒にまで減少したことも・・・)となっていま す。秘伝ともいえる独特の製法をもつ碁石茶は、中国からもたらされた茶のルーツを探るうえでも重要なお茶として注目を集めています。
碁石茶のように完全発酵させたお茶は、わが国において他に類がありません。甘ずっぱい香り、独特の風味、そしてタンニンが少ないことが特徴です。この碁石茶はかつて塩と交換する貴重な特産として生産されていました。
碁石茶を生産しているのは、大豊町の山間地(東梶ヶ内地区など)です。南には吉野川が流れる山の南東斜面に位置する集落一体は、標高430m、霧が多く、日照時間が長いというお茶の生育に適した場所です。碁石茶の原料となる茶樹は“山茶”と呼ばれるもので、かつては山焼跡に自生していた茶樹です。
2,940円(税込)